こんなことでお困りではないですか?
病気のこと、治療のこと、
ちゃんと説明してもらったはずなのに
やっぱりよくわからない。
ちょっと納得できないけれど
もう少し詳しく聞きたかったけれど
それを医療者にうまく伝えられない。
診察で嫌な経験をした。
言いたいけれど、もっと嫌な思いをしそうなので我慢した。
思い通りの治療結果が得られなかった。
「どうして?」と理由や説明を聞きたかっただけなのに
クレームと受け取られてしまった。
先生や医療者から直接話を聞きたいのに話をさせてもらえない。
思いや状況をきちんと伝えるのは
大切なことです
人とお話をするとき、
相手が「はい」と答えたら
「自分の言葉が伝わった」そう思いませんか?
そして、いちど話をしたら
「話をしたから相手はわかってくれている」
そう思っていませんか?
医療者も同じです。
「ちゃんと説明したのだから、わかってくれているはず」
そう思ってしまいがちなんです。
けれども、後で「ぜんぜん理解できてなかった」ことが
よくあるように、
実際の医療の現場でも
後から「そんなこと聞いていない」「こんなはずではなかった」
ということもよく起こります。
なぜなら「人は自分の聞きたい言葉を聞く」からです。
そんなとき、
「私はこうだと思っていました」「もう一度教えてください」
と状況や要望をきちんと伝えることが大切です。
不快に感じた言動も、医療者からすれば必然だったり
まったく意図とは違った伝わり方をしていた場合もあります。
そんな時に、上手に思いを伝えることで、
医療者側も気づきを得て、理解しやすく説明しなおしたり
不快を与えた言動を改めたり、誤解を解くアクションを起こすことができるのです。
ちょっとした行き違いが
お互いの不信感に育ってしまうことがあります。
治療を安心して進めるためにも
不信感の芽は早めに摘んでおく方が良いですよね。
伝わるように話すために
けれども、感情のままに自分の伝えたいことだけを言いつのったところで
日常でも「売り言葉に買い言葉」などというように
話が意図しない方に進んでしまうことがよくあります。
お互いの不信感が募っているところで
冷静に話を進めるのは難しいもの。
ですので、不信感が育つその前に
問題点・不明点を整理して、冷静に的確に伝えること。
これが大事です。
なかなか難しいですが
『確認したいことシート』を活用していただくのも一つの方法です。
そして、それでも冷静に話をすることができないとお考えの場合は
状況のよくわかる、訓練を受けた第三者に間に入ってもらうことも有効です。
病院では『相談窓口』を設置しているところが多くありますので
そこに相談されるのも良いでしょう。
病院の人には相談しにくい場合などは
お問い合わせフォームにてご相談ください。
また、メディエーションをご希望の場合は、その旨もご記入くださいね。